こんにちは。LIVINGENCE STORE です。
今回は、少し前に入荷した、
ニューヨークはブルックリンに拠点をおく INCAUSA のアイテムをふたつの記事に分けてご紹介していこうと思います。
早速 INCAUSA について綴っていこうと思います。
INCAUSA は、Vinicius de Vieira 氏 と彼の奥さま Carolina 氏によって設立されました。
夫婦はブラジル・ペルー・ネパール・チリ・アメリカから自社ブランドの高級石鹸/スキンオイル/お香/手工芸品を販売したいという考えからはじまり、
それは世界の主要都市にあるコンセプトストアで先住民族の工芸品を卸売販売し、それによって先住民コミュニティと世界を繋げるという目標に繋がりました。
不当のない未来のために戦っているという Vieirade Vieira 氏。
それは母国であるブラジルの公民権を剥奪された先住民の影響だそう。
そして彼は先住民たちに一本一本のお香を捧げることからビジネスを始めました。
先住民族が古くから行ってきた儀式。
INCAUSA では、ただプロダクトを販売するだけでなく、その背景にある物語を伝えていく。そうすることで彼らの儀式と呼ばれている神聖な行為が私たちの生活で実践・継続され、それが彼らの文化の保存・保護になることを願っている。
確かに、何にしてもモノやコトの背景を知ると、ニュートラルな状態、そして違う角度からそのモノ・コトを改めて観察することができると思います。
そういったストーリー性のある商品は私たちに "ただモノを買った" とは違う感覚を芽生えさせてくれるのではないでしょうか・・・???
(リビストではそういったプロダクトたちをお取り扱いしていけたら・・と思っています)
INCAUSA というブランドのキーとなる先住民族。
先住民族・・という珍しさも相まってブランドストーリーに関しては非常に理解しやすいですよね。
にしても、日本に住んでる身としてはまさか地球の裏側で同じ人間である人たちが公民権を剥奪されていたなんて・・・
考えてみれば(考えなくても)、自分は先住民族について熱心に勉強したことがないので、
この機会に!と思い、国内外の記事を少し読み漁ることに。
まず、先住民族といえば「マサイ族」がすぐに浮かんだ私。
その次にマサイ族が高々とジャンプしている姿、そして携帯を片手にする姿が思い浮かびました。
どちらもテレビ番組で随分と前に見た光景です。
「マサイ族って東アフリカかそのあたりだったよね・・」と ブラジルではない事は理解しつつも、
ならし として、私たちと同様に現代の文明に触れているマサイ族を含んだ先住民について調べてみました。
結論、「携帯(スマホ)も持つし、SNSもやるし、スマホ決済もしている」という事実・・
といっても持っていることは当たり前ではなくて、マサイ族でいうと戦士(男性)の中で半分くらいの普及率。
中にはニセモノの携帯もあるみたい・・ですが、
どうやら彼らは理にかなった使い方をしているようです。
部族はさまざまな場所で暮らしています。森、山岳、島など・・
森では違法業者による森林伐採が多く、これにより部族の住処がなくなる恐れや地球の環境破壊としても非常に深刻な問題となっています。
ある人は、携帯でこれらの違法業者が伐採している様子をSNSにアップしています。
別のある人は、自分たちの暮らしなどを他国に住む記者に報告し、その記者の方に原稿を翻訳してもらい記事をネットにアップしてもらっていたりする。
というのも、後者に関しては枯れてしまった井戸を復活させる資金のためにマサイ族としてライターをしているんだそう。すごいですよね。
まだ全てを読んでいないけれど、面白そうすぎるので皆さんも【マサイ通信】を読みましょう。
携帯事情について調べる前は、「INCAUSA で出てくる部族の人たちも携帯持ってるのかな・・携帯があったらなんでも出来そうだし・・INCAUSA がビジネスを立ち上げてまで手を差し伸べる理由は・・?」と思っていましたが、
次に調べたブラジル部族(前述の)は、やはり携帯を持っていませんでした。
それどころか、部族名が判明していない部族や自分たち以外が存在する世界との接触を完全に絶っている部族が多くいることがわかりました。こういう部族を未接触部族や非接触部族、孤立部族などと呼ぶらしいです。
この未接触部族はブラジルが一番多く、そのほかにもペルーやインドネシアなど100以上存在すると言われています。
その100を超える未接触部族、中にはこちらで流通している商品を使っている部族もいるかもしれないようですが、それでも多くの部族は孤立した生活を続けている。
先ほど違法伐採を SNS にアップしている部族がいると書きましたが、
この環境破壊、そしてそれに伴う土地の開発は孤立した部族にとっても重大な危機であり、ほかの部族同様に居住地を奪われる恐れがあります。
彼らの多くはアマゾンの熱帯雨林の奥深くに住居を構えており、物理的距離によって接触を避けることができていました。
なぜ、非接触部族の人たちは外界との接触を避けているのか、拒否しているのかという理由は各部族によって異なるでしょう・・
部族の歴史で過去に外界と何かトラブルがあったのかもしれないし、外界からの侵入者による暴力・搾取行為があったかもしれないし、単に言語が分からないだけかもしれない・・。
政府や先住民保護財団は彼らを保護しようとしているが、これがなかなか難しいらしく苦闘。
彼ら非接触部族が孤立しているのは、トラウマ以外にも理由があるとされています。
それは彼らが外界からの病気に免疫がなく弱いということ。
そのため彼らを擁護・保護しようとしている自分たちも外界の人間であるため、彼らの土地に足を踏み入れるのではなく、ときおり違法伐採者や金発掘者、侵入者がいないかどうかを上空から調査、観察しているらしい。
どうにかして彼らの文化の保存と保護をしようとしてくれている人達がこの世界にはいて、
INCAUSA もその一部。
この先接点を持つことがないであろう先住民族、そして外界にいるわたしたち。
その橋渡しと存在を認知させる。そういった役割を INCAUSA が担ってくれているのでは。と私は思いました。
っと、すご〜〜〜〜く長くなってしまいました。
本当、今回のことがなければ先住民族について調べることもなかっただろうな・・
いろんな記事を見るたびに私が想像していたより厳しい部族の現状を知ることができました。
非接触部族が外界と接触を避けるのもなんとなく理解できるような気がしましたし、
それと同時に「テレビ出てる部族、強すぎ!!!」ってなりました。多分根本が違うんでしょうけど。
こんなにも違うものなんだなと、それについてさらに調べたくなったので、仕事を終えたら再び読み漁ろうと思います。
INCAUSA が目標としていることは素晴らしいことで、こうして先住民族から生まれた文化を世界の人々に広めようとしていることって本当にすごいです。
そのくらい、我々と先住民族には物理的距離と法律によって近づけない、ましてや下手に近づいて相手にトラウマを負わせてしまいかねないですし、実際に悲しい事件も起きてしまっていたりします。
そういった背景があるということを知って、みなさんにもプロダクトを見ていただければと思います。
今回はお香や香木、付属アイテムとして陶器などを取り寄せたので、この記事ではお香をご紹介させていただければと思います。
他のアイテムは次の記事で!
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9本入りのお香ボックス。
INCAUSA のアイテムはどれもパッケージがかわいいです。
名前に入っている Breu はアマゾンの熱帯雨林のアルマセガの木から抽出された樹脂を指します。
*アヤワスカの醸造式 で使用されることで知られており、悪霊を精力的に追い払い、良いエネルギーを誘い癒しの空間を作ります。
ブレンドは4種類。売切れてしまったものと残り僅かなものもございます。
・Chacrona & Jugube(チャクロナ(葉)& ジャグべ(蔓))

・Pure Breu Resin(ピュアブリューレジン)ー残り1個

・Palo Santo(パロサント)ー在庫なし

・White Sage(ホワイトセージ)

*アヤワスカ_南米のペルーからブラジルまでを流れるアマゾン川に生えている植物の根を他の植物と煮出し、お茶として飲まれる。また、先住民の儀式では神聖な薬として飲まれている。
アヤワスカ自体には強い幻覚作用を引き起こす成分が入っているが、うつ病やアルコール中毒、ドラッグ中毒の治療として使われている。アメリカでは密かにブームとなっているが、国際麻薬統制委員会では規制対象とされていない。ドラッグとしてではなくトラウマや病気を克服するために使われる。準備やセレモニー中がすごく辛いらしい。
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10本入りのお香。

メキシコのコパレロスの古代伝統的手法を使用して、バーセラ科の木から抽出したメキシカンコーパル樹脂で手作りされたお香。
メキシコのスピリチュアルセレモニーでは、「神のパン」と考えられるコーパル。特別な奉仕として使われています。
また癒しの効果や周りの全ての人や物を浄化するためにも使われているそう。
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お香と石鹸のバンドルギフトボックス。
色んなアイテムが少しずつ入っているので、好みが分からなくても、きっとどれか1つはお気に入りが見つかるはず・・。
色んな種類をちょっとずつ楽しみたい方やギフトとしてもオススメです。
ふわふわの中にあるアイテムは伝統的なネパールの*ロクタ紙を使い、手作業で包まています。

ボックスの内容は
・Pure Breu Resin(ブリューレジン)のお香
・Palo Santo(パロサント)のお香
・White Sage(ホワイトセージ)のお香
・Chacrona&Jagube(チャクロナ&ジャグべ)のお香
・少量のエッセンシャルオイルビーガン石鹸
・ナチュラのパロサントのお香
・パロサントウッド

エッセンシャルオイルビーガン石鹸は、
ラベンダー |コリアンダー|パチョリ|カルダモン|マジョラム|クローブ|シナモン|ベティバー&ゼラニウム の天然精油で作られています。
*ロクタ紙_原料は「ロクタ」という三椏(みつまた)種の木の繊維でヒマラヤの山間部で一枚一枚、とても素朴な製法で作られている。古くから聖典などにも使用されていたネパール産の伝統ある手漉きの紙。
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以上、お香の紹介でした。
ブリューレジンのパロサントは入荷して即日売切れてしまいました・・。
わたしもサンプルをお店で焚いてみたのですが、元々好みなのもあるけど本当良い香りでした!
ザ・お香というよりもお線香に近いような感じで、ナチュラルな印象。
(これがザ・お香なのかもしれないですけど)
お香はどれもスティックですが、よく見かけるお香より太さがあるので、着火するときに少しだけ時間がかかるかもしれません・・!
ぜひ、お香で癒しのひと時をお過ごしくださいませ。
では。
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